ある日突然、原因不明の吐き気・喉につまった異物感。逃げられない場所から始まったあの恐怖感と冷や汗と心臓の激しい鼓動。パニック障害を発症してから現在までの12年間を赤裸々に綴ります。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
それは、11年前の11月10日、「結婚式」の式真っ最中のことでした。神聖なる場所で、静粛にしている親族一同と隣にいる妻の横で私は、神主さんがお払いをしているとき初めての恐怖感に襲われました。
トイレにも、部屋の外へも出られないという緊張した状況で、突然それは起こりました。きつく締め付けられた紋付・はかまの苦しい圧迫感をこらえている中、突如、喉に異物がつかえて、それを飲み込んでも飲み込んでも取れないどころか、嗚咽感が始まり、吐きそうな状態になりました。
そんな状態がますますひどくなり、トイレにも駆け込めない状況ですので、もしこんな所で吐いたら大変だ、ということを考えると、心臓の鼓動はますます早くなるとともに、冷や汗は出るわ、嗚咽感をこらえる戦いが始まったのです。必死でこらえること15分、式は無事終了となりました。この15分の恐怖と辛さは、今まで味わったことがないものでした。
式が終わると、ホッとしたのか、さっきまでの喉につまった異物感はすっかり消えてしまい、いったい何だったのだろうという心境でした。
結婚式の後、披露宴が間もなく始まったのですが、その後、あの症状はうそのように全く出ませんでした。紋付・はかまにしめつけられて、あんな状態になったんだなと、もう忘れようと思ったのでした。
これが私の「パニック障害」の始まりになるとは、この日には露ほども思いませんでした。
(つづく)
PR
カテゴリー
プロフィール
HN:
晴れない雨はない
HP:
性別:
男性
趣味:
パソコン
自己紹介:
人生は、修行です。一難さってまた一難。乗り越えて自分を成長させるために、あえて困難を神様は与えてくれます。そして過去生で経験していないテーマを履修するために今生があり、すべて克服し乗り越えれば、無事今生の課題は卒業となるのです。
最古記事
(06/15)
(06/17)
(06/23)
(06/27)
(07/09)
(07/20)
(08/28)
(10/14)
(05/26)
(05/26)
(06/12)
(01/13)
カウンター