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ある日突然、原因不明の吐き気・喉につまった異物感。逃げられない場所から始まったあの恐怖感と冷や汗と心臓の激しい鼓動。パニック障害を発症してから現在までの12年間を赤裸々に綴ります。

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 その後、あの結婚式での恐怖感は全くなかったのが、5か月経ったある日突然、もっとひどい恐怖感が訪れました。会社には、地下鉄で通勤していましたが、それまで10年以上もの間、一度も起こらなかったのですが、ある日の朝、地下鉄に乗車中、突然結婚式最中に起こったあの症状が出てきました。

 満員電車の中、いすに腰掛けていました。それまでの20年間は朝食は抜きで、コーヒーを飲むだけの生活でした。その日もコーヒーだけ飲んで出勤したのです。電車のいすに腰掛けているとき、コーヒーの苦味が喉につかえているような感覚が突然始まったのです。喉のつまりを唾を飲み込んでも飲み込んでも取れないばかりか、よけい異物がつまったような、まさに結婚式の最中に起きたあの辛い感覚です。そして、電車は走っています。まだ次の駅まで数分かかりますし、満員ですので、立つことも移動することもできません。


 そう思えば思うほど喉のつまりはエスカレートしていき、嗚咽感まで出てきました。こんなところでもし吐いたらどうしよう。ビニール袋ももっていないので、誰かにかかってしまう。全くがんじがらめで身動きがとれません。心臓の鼓動はドキドキ、ドキドキ、全速力で走った後のように早くなり、頭や額からは冷や汗が流れ始めました。頭には血がのぼり真っ赤な状態です。この恐怖感は1秒1秒増して行きます。人生34年で、一番の大ピンチ、まさに意識は大パニックです。交感神経が最大限に働いているようです。

 我慢すること約5分。5分といっても私にとっては30分くらいの長さに感じました。やっと次の駅に着き、急いで人をかき分け、電車を飛び降りました。地獄から天国に来たくらいの感じでした。副交感神経が一気に働きだし、リラックス状態です。さっきまでの恐怖感から180度安心感に入れ替わりました。何だったのだろう。スピリチュアル的に言うならば、未浄化霊、自縛霊等、悪霊軍団に完全に憑依されてしまったようでした。

 (つづく)





    





















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人生は、修行です。一難さってまた一難。乗り越えて自分を成長させるために、あえて困難を神様は与えてくれます。そして過去生で経験していないテーマを履修するために今生があり、すべて克服し乗り越えれば、無事今生の課題は卒業となるのです。
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「パニック障害」発症から12年(私の体験日記) 5か月後にもっとひどい恐怖感が・・・ Produced by 晴れない雨はない
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